わが家の庭先からは瀬戸内海に浮かぶ島が見え、その島にある造船所の高くそびえるクレーンを見ることができます。
この風景を見ていると今から50年前に、隣の市にある造船所で設計業務に従事していた頃を思い出します。
当時私は市内にある小さな設計会社に勤務していましたが、その会社から隣の市ある造船所へ出向していたのです。
設計する業務内容は船の中の配管、タンク類に補機台それに船内の通風用ダクトの設計でした。
特に船の中には大量の配管がかけめぐっています。
海水管や清水管それと燃料油管などと、それは大変な数になります。
しかも船体の構造は曲線構造と補強鋼材等でとても複雑になっていますので、それらと干渉しない配管をしなければならないのです。
船体の設計図を見たり、図面だけで判断のできない場合は建造中の船に出かけ実際に構造を確認することも必要でした。
また建造中の船の中は足場が悪くしかも暗いため、船内での懐中電灯を持っての確認作業は大変だったことを思い出します。
また、夏の暑い時期には船内は蒸し風呂のようになっていますので、ドライアイスをヘルメットの中に入れて暑さをしのいだこともありました。
現在わが家の庭から造船所のクレーンを見たり、瀬戸の海を航行する大型の貨物船を見ていると、あの当時の設計時代の苦労した思い出が頭の中に浮かんできます。
今となっては、この苦労したあの時代の思い出も懐かしくささえ感じています。http://www.hedgefundmatrix.com/ibiki-supli.html